大好きの理由




どうして好きなんだろう


改めて考えると答えが出せない自分がいた

どこが好きかと問われたら迷わず全てと答える

でも理由が分からない



「なんでなんやろ・・・」

「何が」



いつの間にか声が出ていたらしい
隣に寝そべりながら煙草を吸っていたシンタローが不思議そうにこちらに顔を向けた



「シンタローはんのことなして好きなんやろ、とおもて」

「んだそれ嫌いってことかよ」

「ちゃいます。ほら昔あない仲悪かったんに不思議やと思わへん」

「・・・まーな」

「やからなしてなんやろ・・・と」

「あーそれはあれだ」






俺だからだろ






自信満々の回答に開いた口がふさがらなかった
確証はどこにあるんだと聞いてみたい
その自信がどこから来るのかとも

まぁあながち間違いではない気もするが・・・



「・・・ほんならそういうことにしときます」

「んだよそれ。妥協かよ」

「気にせんといて。独り言やさかい」

「気にするっつの。てか独り言言えるくらい元気ならもっかい付き合え」

「はぁ!?それとこれとは話がちゃいます!!」

「同じだ。誘ったオマエが悪い」

「誘った覚えはおへんわ!」

「ま、気にすんなよナ」

「シ!?ちょ・・・本気なん!?ぎゃぁぁぁぁ!!」






答えられた言葉は限りない真実


あなただから好きになって


あなただから信じている




++++++++後書き++++++++
もそもそ妄想からできた小話。

アラシヤマはシンタローだから好きになって
シンタローだから守りたいと思う
シンタローはアラシヤマだから好きになって
アラシヤマだから誰にも渡したくないと思う

という感じだと萌える(はぁはぁ